公開日:2013.09.04
極高エネルギー宇宙線の到来方向に、活動銀河核などの高エネルギー天体が見られるか調べました。 極高エネルギーの宇宙線は、宇宙背景放射と反応をおこしてエネルギーを失なうので(GZK効果)、銀河系外のあまり遠いところ(~100Mpc以遠)からは来られません。 TAによる観測では、GZK効果と思われる宇宙線の減少が見え始めたので、まもなく、近くの活動銀河核などが見え始めると期待されています。 観測が始まってから3年半に集めた57個の高エネルギー宇宙線(4x10の19乗電子ボルト以上)には、残念ながら確実な相関は見られませんでした。 結果を Astrophysical Journal 誌に報告しました。 詳しくは Archiv:1306.5808v1 をご覧ください。左欄の「論文・資料」「出版論文」のページにもあります。
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