トップページ » TA実験関連の受賞2件

2024年秋にテレスコープアレイ実験のメンバー二人が受賞しました。

公開日:2024.12.19

大阪公立大の藤井准教授、第42回大阪科学賞受賞

昨年TAグループが報告したTA観測史上最高エネルギー(宇宙線観測史上2番目に高いエネルギー)の宇宙線・通称アマテラス粒子のデータ解析と論文執筆を主導した大阪公立大学の藤井俊博さんが「第42回大阪科学賞」を受賞しました。おめでとうございます。受賞を受けて藤井さんは「歴史と伝統のある素晴らしい賞を受賞でき、とても嬉しく感じています。宇宙線は私たちの目では見ることができませんが、今この瞬間も私たちの周りに降り注いでいる身近な存在です。その中には、地球最大の粒子加速器で到達できるエネルギーより1000万倍以上も大きい、10の20乗電子ボルトを超えるエネルギーをもつ「極高エネルギー宇宙線」が到来していることが明らかになり、その起源および加速機構についての観測的研究が進んでいます。本受賞をきっかけに、ひとりでも多くの方に宇宙線について知っていただけることを願っています。」とコメントしています。

大阪科学賞ホームページ

東京大学の小山さん、第7回UHECRシンポジウムでポスター発表賞受賞

隔年で開催されるUHECR(Ultra High Energy Cosmic Ray)シンポジウムが、11月にアルゼンチンのマラグエで開催されました。マラグエは南半球で世界最大の宇宙線観測実験を進めるAugerグループの本拠地です。本会議で、東京大学宇宙線研究所修士課程の小山千里さんがポスター発表賞を受賞しました。全59ポスター中2名の高倍率での受賞です。おめでとうございます。受賞を受けて小山さんは「ポスター賞を受賞でき大変嬉しいです。次はオーラルで受賞できるようこれからも研究を頑張ります。」とコメントしています。(小山さんは現地参加できなかったため、授賞式の写真は代理の共同研究者です。)

UHECR2024ホームページ

UHECR2024ポスター賞のページ

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